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「ねじ屋の世界へようこそvol.47」🍙おにぎりなネジ🍙

この度、「燕三条ものづくりメッセ2019」に、弊社ブースにお立ち寄りいただき誠にありがとうございました。
今回弊社ブースでは『おにぎりねじで締結』を体験していただきました。  

 

おにぎりねじ=タップタイプについての詳しいご紹介は、2019年3月「ねじ屋の世界へようこそvol.39」にて
ご覧ください。
 

 

今回はタップタイプを含んだ、タッピングについてご紹介します。

タッピングとは
相手材(主に鋼材)に下穴を開けた所に、ねじ自らねじ立てをしながら締め付けを行うねじで、
下穴さえ開けておけばよいので、作業性がよいという特長があります。

 

Aタッピング1種

タッピングではピッチが最も荒い
先端部まで尖り、先端までネジ山が立っている。
薄鋼板、ハードボード、木材、石綿、
一般に薄鋼板は1.2㎜以下に適している。

 

B0タッピング2種

先端2~2.5山がテーパーになっており、
ピッチは1種タッピンより小さい。
薄鋼板及び厚板(5㎜以下)、非金属、樹脂、
硬質ゴムに適している。

 

C0タッピング3種

 

先端2.5~3山がテーパーになっており、
小ネジとおなじねじ径で、ナット合わせが可能。
構造用鋼、鋳物、非鉄鋳物に適している。
2種タッピンより厚板に対応できる。

 

 

 

 

 

 

 

 

タップタイプ Pタイプ

BタイプやB1タッピンねじと比較して、
2条ねじのため作業性は早く、保持力、
締め付けトルクも大きく可塑性樹脂の割れ、
カケ、焼付も起こらない。
プラスチック(可塑性樹脂)専用タッピンねじ。

 

タップタイプ Sタイプ

小ねじとの互換性があります
ピッチが小ねじと同じで径が若干太くなっている
ため、抜き取っためねじに小ねじをねじ込むこと
ができます。
薄鋼板に適している

 

 

 

この他にも様々な用途に応じたねじを、ご提案させていただきます!
ねじに関するあらゆるお問い合せを、是非ツルタボルトにご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ABタッピング4種

1種タッピンのように先端が尖っていて、
ピッチは2種タッピングと同じピッチ。
市場にあまり出回っていない。
薄鋼板及び厚板(5㎜以下)、非金属、樹脂、
硬質ゴムに適している。

 

B1タッピング2種みぞ付き

 

先端2~2.5山がテーパーになっており、
2種タッピンの先端を1/4カットしてあり、
カット部は刃の役割をして相手材を、削っていく。
薄鋼板及び厚板(5㎜以下)、 樹脂、硬質ゴム
に適している。

 

C1タッピング3種みぞ付き

先端2.5~3山がテーパーになっており、
3種タッピンの先端を1/4カットし てあり、
カット部は刃の役割をして相手材を 削っていく。
構造用鋼、鋳物、非鉄鋳物に適している。

 

 

 

 

 

タップタイプ

通常のタッピンねじはねじの胴部が円形状をしていますが、タップタイプはネジの断面が
三角=おにぎり形状になっています。
このネジの利点として、タッピンねじと同様に、相手部材の下穴にめねじを成形しながら締付けることができ、
切削粉が出ません。又、低いトルクでもねじ込みやすく、保持力も高いので緩みにくいのが特徴です。

 

 

 

 

 

タップタイプ Bタイプ

タッピンねじ2種(Bタイプ)の改良品です。
(ピッチが2種タッピンねじと同じ.60°)
金属薄板や可塑性樹脂(樹脂=プラスチック)の
どちらにも使用可能

 

タップタイプ Cタイプ

ネジピッチは3種(Cタイプ)タッピンネジと同じです。
小ねじと同じねじ径で、ナット合わせが可能。
鋼板に使用可能。