blogツルタの豆知識

「ねじ屋の世界へようこそvol.80」気温は何度?傾斜は何度?~編

真夏の日差しが照り付ける中、

今年も弊社のヒマワリは空を仰いでおります。

 

残暑厳しくまだまだ30℃越えの日々が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしですか。

毎日の天気予報でいつまでこの気温が続くのだろう?なんてお思いなのではないでしょうか

 

 

 

テーパーワッシャー(テーパー座金、傾斜座金)とはテーパー形状部にボルト類を締結する際、座部をフラットにするために使用します。四角形の形状で片側に傾斜が付いた座金です。

主に流通性2タイプをご紹介いたします。

5度の特徴

角ワッシャーの上面がテーパー角5度の傾斜面となっています。機械や建築に広く用いられているコの字型の形鋼材「溝形鋼(重量溝形鋼 一般にチャンネルと呼びます)」に使用します。溝形鋼のフランジ(コの字型にした時の上下のフラップ)には5度のテーパー角度がついているため、そのままボルト接合するとナット(ボルト)座面と溝形鋼のフランジの間に隙間が出来てしまい正しく締結することが出来ません。フランジのテーパー角度5度と合わせた本品を使用することでナット(ボルト)との接触面をフラットに保って確実に締結することができます。

 

 

 

8度の特徴

 

断面がI(アイ)型をした形鋼材、I形鋼(ジョイスト・アイビーム)に使用します。建築、車両等様々な場面で用いられるI形鋼は、上下フランジの肉厚が中心のリブ(Iの縦棒)に近くなるほど厚みが増すテーパー形状をとることで耐荷重性が高められています。テーパーがついているため、ボルト接合の際にナット(ボルト)座面とフランジの間に隙間が出来、そのままでは締結できません。フランジのテーパー角度8度と合わせた本品を挿入すると接触面をフラットに保って確実に締結することができます。

 

ツルタボルトでは、

テーパーワッシャーはもちろん様々なアイテムを取り扱っております。

「このねじないかな?」等、お困りの際は当社各営業所へお問い合わせください!